紫色の誘惑 46
category: 紫色の誘惑 (終了)
自分の脳震盪事件から
1週間くらいたったころ
再度 診察に行った
通常 軽い記憶喪失が 認められることが多いそうだ
幸い 俺は 何もそう言った症状がなく
もう 来なくて良いということで
早めに終わった
あれから
ユノさんとは 毎日
連絡を 取り合っている
電話で話すこともあれば
カカオも来る
ユノさんになら
もう ずっと前からの 友達みたいに
何でも話せるような
そんな 安心感があった
週末は ユノさんと 会う約束
少し 空気のいいところに
出かけようって 誘ってくれた
約束の日
俺の家まで 迎えに来てくれたユノさんは
黒い車から
颯爽と降りてきた
久しぶりに見る
その人は
やっぱり
かっこよくて
爽やかで
片手を 上げて
「チャンミン!」って
俺の名前を呼ぶから
もう それだけで
また 全身が 火照る
「ユノさん」
「お待たせ
元気そうで 良かった」
にっこりと 微笑んで
俺の頭を なでる
ビクっとして
少し 引いてしまう・・・
「あ ごめんごめん
チャンミンは こういうの 嫌だったな・・・
俺 すぐ 忘れちゃうんだよ
アハハハ」
そうじゃないけど・・・
嫌じゃ ないけど・・・
緊張するんだ・・
下を 向いてしまった俺の
背中に そっと手をあてて
「さ 乗って」
「お邪魔します」
助手席に 乗り込む
ユノさんは
運転席に 座ると
「あれ? チャンミン また 耳赤いよ?
大丈夫?」
さらっと 耳に触れる手
一瞬にして また カッっと熱くなり
下を向いた俺
「ごめん ほんと ごめん
大丈夫なら いいんだけどさ
可愛いな チャンミンって」
「変なこと言わないでください」
「悪い悪い
さあ 行こうか?」
緊張で 赤くなった耳を
隠せないことを 恥ずかしく思いながら
ユノさんと俺の
初めてのデートに
心が 踊っていた
たとえ
”友達” でも
こうして 一緒に 出かけられたら
幸せだ・・・
そう 思わなくちゃ いけないよな
今日は
この貴重な時間を
めいっぱい楽しもうと 決めた
うんうん デートって いい響きだね♪


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1週間くらいたったころ
再度 診察に行った
通常 軽い記憶喪失が 認められることが多いそうだ
幸い 俺は 何もそう言った症状がなく
もう 来なくて良いということで
早めに終わった
あれから
ユノさんとは 毎日
連絡を 取り合っている
電話で話すこともあれば
カカオも来る
ユノさんになら
もう ずっと前からの 友達みたいに
何でも話せるような
そんな 安心感があった
週末は ユノさんと 会う約束
少し 空気のいいところに
出かけようって 誘ってくれた
約束の日
俺の家まで 迎えに来てくれたユノさんは
黒い車から
颯爽と降りてきた
久しぶりに見る
その人は
やっぱり
かっこよくて
爽やかで
片手を 上げて
「チャンミン!」って
俺の名前を呼ぶから
もう それだけで
また 全身が 火照る
「ユノさん」
「お待たせ
元気そうで 良かった」
にっこりと 微笑んで
俺の頭を なでる
ビクっとして
少し 引いてしまう・・・
「あ ごめんごめん
チャンミンは こういうの 嫌だったな・・・
俺 すぐ 忘れちゃうんだよ
アハハハ」
そうじゃないけど・・・
嫌じゃ ないけど・・・
緊張するんだ・・
下を 向いてしまった俺の
背中に そっと手をあてて
「さ 乗って」
「お邪魔します」
助手席に 乗り込む
ユノさんは
運転席に 座ると
「あれ? チャンミン また 耳赤いよ?
大丈夫?」
さらっと 耳に触れる手
一瞬にして また カッっと熱くなり
下を向いた俺
「ごめん ほんと ごめん
大丈夫なら いいんだけどさ
可愛いな チャンミンって」
「変なこと言わないでください」
「悪い悪い
さあ 行こうか?」
緊張で 赤くなった耳を
隠せないことを 恥ずかしく思いながら
ユノさんと俺の
初めてのデートに
心が 踊っていた
たとえ
”友達” でも
こうして 一緒に 出かけられたら
幸せだ・・・
そう 思わなくちゃ いけないよな
今日は
この貴重な時間を
めいっぱい楽しもうと 決めた
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