それからというもの
ユノさんのことは できるだけ
考えないようにした
と言っても
頭の中から 離れないんだけど・・・
ラインも全部 既読無視
着信も 俺の診察時間と重なって
すれ違いもいいとこだ
留守電には
”チャンミン たまには電話して”
”声が 聞きたい”
俺は ネットで あなたの声は 聞いてますけどね・・・
見たくないものまで 見ましたけどね・・・
大体 いつ終わるんだよ!?
一向に 予定通りに進まないスケジュールに
いらだちを募らせ
芸能人と付き合ったことを
本気で 悔いた
ユノさんと 出会わなければ
こんな思い しなくて済んだのに・・・
しかも
美人相手のバラ色の ナイトタイムを
なくさずに 澄んだのに・・・
俺のこと こんな気持ちにしておいて
どうしてくれるんだよ・・・
ああ マジで 先が思いやられるな・・・
全然クリニックに顔を出さないのは
本当に時間がないのだろう
電話も 昼間の中途半端な時間ばかり・・・
仕事中だっての!
ラインは 夜中でも 入っているけれど
夜中に電話をしてこないのは
ユノさんなりの 気遣いなんだって
わかっているんだ
でも・・・
気に入らない・・・
俺は まだ 怒っていた
勝手だって わかっていても
どうにも 収まらなくて
一体 自分が 何に怒っているのかが
もはや わからなくなってきた
ユノさんに どんな顔をして会えばいいのか
それすらも
わからない・・・
あまりに 返信をしない俺に
業を煮やして
ユノさんは サラに連絡を取ってきた
新手のアプローチだな・・・
いや ユノさんなりに出した答えなのか?
”チャンミン先生
ユノさんが 心配してます
一度 電話してあげてくださいね”
元はと言えば
サラが 俺にドラマを教えたから
こんなことに なったんだ
改めて サラを呪う
「サラ・・・観てるの?」
”何をですか?”
「ドラマだよ この間 教えてくれた」
”ああ ユノさんのですね!
勿論観てますよ!”
「そう・・・」
”もしかして チャンミン先生・・・
妬いてるんですか?”
「はっ? 何がだよ?」
”あれは ドラマの中で必要なシーンですよ~
あ・・・でも好きな人が あれは ちょっと嫌かもしれないですね”
えへっという顔をして
”でも ユノさんは お仕事をしてるだけですよ”
わかっている
仕事だってことくらい
ただ・・・
まだ お互いをよく知らないんだ
好きだって気持ちだけが 先走っていて
これから!ってときに いきなりこれだったから
戸惑ったんだ
「サラは 嫌じゃないのか?
ファンだろ?」
”う~ん 前なら 嫌だったかもしれないけど
でも 今は ユノさんの気持ちを知ってるから・・・
新しいユノさんを見られて 嬉しいんです!
チャンミン先生のおかげ”
「好きなら 嫌なモンだよな・・・・」
”ユノが頑張っているんだから
嫉妬したりしちゃ可哀相だとか 言うファンもいるんだけど
私はそんなに心の広いファンじゃなかった・・・
でも今は ユノさんの思いは全て
誰かさんに向かっているって 知ってるから・・・
全く気にならないんですよ?
きっと 相手の女性には これっぽっちも興味すらないですよ”
サラの言葉に 少し安心した
”でも 相手は 嬉しいかも しれないですね
ユノさんと あんなにキスできて・・・
抱きしめてもらって きっと 自慢したいくらい嬉しいはず!”
うっとりと 上を向いて話したサラが
俺の視線に気づいて ハッと 口をつぐむ
「嫌なものは 嫌なんだよ・・・」
そう言い捨てると
俺は サラに戸締りを頼んで
先に帰った
その晩
ユノさんから 電話があった
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ユノさんのことは できるだけ
考えないようにした
と言っても
頭の中から 離れないんだけど・・・
ラインも全部 既読無視
着信も 俺の診察時間と重なって
すれ違いもいいとこだ
留守電には
”チャンミン たまには電話して”
”声が 聞きたい”
俺は ネットで あなたの声は 聞いてますけどね・・・
見たくないものまで 見ましたけどね・・・
大体 いつ終わるんだよ!?
一向に 予定通りに進まないスケジュールに
いらだちを募らせ
芸能人と付き合ったことを
本気で 悔いた
ユノさんと 出会わなければ
こんな思い しなくて済んだのに・・・
しかも
美人相手のバラ色の ナイトタイムを
なくさずに 澄んだのに・・・
俺のこと こんな気持ちにしておいて
どうしてくれるんだよ・・・
ああ マジで 先が思いやられるな・・・
全然クリニックに顔を出さないのは
本当に時間がないのだろう
電話も 昼間の中途半端な時間ばかり・・・
仕事中だっての!
ラインは 夜中でも 入っているけれど
夜中に電話をしてこないのは
ユノさんなりの 気遣いなんだって
わかっているんだ
でも・・・
気に入らない・・・
俺は まだ 怒っていた
勝手だって わかっていても
どうにも 収まらなくて
一体 自分が 何に怒っているのかが
もはや わからなくなってきた
ユノさんに どんな顔をして会えばいいのか
それすらも
わからない・・・
あまりに 返信をしない俺に
業を煮やして
ユノさんは サラに連絡を取ってきた
新手のアプローチだな・・・
いや ユノさんなりに出した答えなのか?
”チャンミン先生
ユノさんが 心配してます
一度 電話してあげてくださいね”
元はと言えば
サラが 俺にドラマを教えたから
こんなことに なったんだ
改めて サラを呪う
「サラ・・・観てるの?」
”何をですか?”
「ドラマだよ この間 教えてくれた」
”ああ ユノさんのですね!
勿論観てますよ!”
「そう・・・」
”もしかして チャンミン先生・・・
妬いてるんですか?”
「はっ? 何がだよ?」
”あれは ドラマの中で必要なシーンですよ~
あ・・・でも好きな人が あれは ちょっと嫌かもしれないですね”
えへっという顔をして
”でも ユノさんは お仕事をしてるだけですよ”
わかっている
仕事だってことくらい
ただ・・・
まだ お互いをよく知らないんだ
好きだって気持ちだけが 先走っていて
これから!ってときに いきなりこれだったから
戸惑ったんだ
「サラは 嫌じゃないのか?
ファンだろ?」
”う~ん 前なら 嫌だったかもしれないけど
でも 今は ユノさんの気持ちを知ってるから・・・
新しいユノさんを見られて 嬉しいんです!
チャンミン先生のおかげ”
「好きなら 嫌なモンだよな・・・・」
”ユノが頑張っているんだから
嫉妬したりしちゃ可哀相だとか 言うファンもいるんだけど
私はそんなに心の広いファンじゃなかった・・・
でも今は ユノさんの思いは全て
誰かさんに向かっているって 知ってるから・・・
全く気にならないんですよ?
きっと 相手の女性には これっぽっちも興味すらないですよ”
サラの言葉に 少し安心した
”でも 相手は 嬉しいかも しれないですね
ユノさんと あんなにキスできて・・・
抱きしめてもらって きっと 自慢したいくらい嬉しいはず!”
うっとりと 上を向いて話したサラが
俺の視線に気づいて ハッと 口をつぐむ
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そう言い捨てると
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