HOTEL T の秘め事 116階
category: HOTEL T の秘め事 (完結)

「シウォンさん!」
”おーチャンミン 元気だったかー?”
いきなりのハグ
しかも かなり ぎゅうっと・・・
「・・・」
”久しぶりだな・・・チャンミンの匂いだ”
『シウォン! 長いぞ!
ハグは3秒までだ』
”そんなの誰が決めたんだよ”
『俺だ 今決めた』
べりべりと 音でもするんじゃないかと思うくらいの勢いで
シウォンさんは 僕からはがされた
思わず 下を向いて クスクス笑ってしまう・・・
『チャンミナ 何が可笑しい』
「だって ユノが・・・あっ 社長が可笑しくて」
”チャンミナも大変だな・・・?
嫉妬に狂う社長を 朝から晩まで面倒見なきゃならないんだからな
あ 夜中もだな? 24時間体制とは・・・”
『別に24時間仕事をさせているわけではない』
”真夜中まで 仕事させられてんだろ?
可哀そうに 身体は大丈夫か?”
う・・・シウォンさん 意地悪・・・
やっぱり電話 聞いていたんだ・・・
僕は 恥ずかしくなって 俯いた
社長室の応接で 東京から来たシウォンさんと話をする
”ユノ 少しはチャンミンのこと 考えてやれよ
こんな細い腰 折れたら大変だ”
僕の腰をスーッと撫でるシウォンさん
『大丈夫だ ちゃんと加減をしている』
「・・・」
”おや? 昨日は随分好き勝手しちゃったんじゃないの?
朝から この美しい人が 怒ってたじゃないか”
やっぱり・・・聞こえてた
「シウォンさん もう・・・」
”シム・チャンミン・・・
俺なら 恋人を辛い目に合わせたりはしない
俺とユノ どっちが優しいと思う?
少なくとも こんなエロ社長よりは 俺の方が紳士だと思うけどな・・・”
『シウォン! わざわざ北海道まで チャンミンを口説きにきたのか?!』
”ははは まぁ・・・そうとも言えるかな
僕の可愛いチャンミンが 社長にいじめられていないか確かめに来たと言う方が近いかな?
『ったく しつこい奴だ 諦めたんじゃなかったのか?
ま シウォンが何をしても 俺はチャンミナを渡すつもりは 1ミリもないけどな
ハーハ-ハー』
”昨日の晩も 抱き倒したんだろうが
いつから エロ社長になったんだよ・・・
さぁチャンミン君
俺と 見境のないエロ社長 どちらがいいかな?"
『くだらねぇ』
「僕は・・・」
”僕は?”
「僕は やっぱり ユノが・・・いいです」
”・・・”
『わかりきってることを聞くな』
”すっかり洗脳されてるな・・・”
『余計なことを言うな
さすがは 俺のチャンミナだ』
自身たっぷりの顔で
シウォンさんにどやる ユノ
僕からしたら・・・
「もう やめてくださいよ
2人とも子供じみててどっちも好きじゃないです」
『ごめんよ チャンミナ』
ユノさんは シウォンさんがいることを全く意に介せずなのか
それとも わざと見せつけたかったのか?
僕をスーッと抱き寄せて チュッとキスをした
”社長室でこれかよ? まさか これ以上のことを
していないだろうな?”
『してねぇよ・・・』
「してませんから・・・」
”あ~あ 結局ノロケられて終わりか・・・
つまんねぇの”
『俺とチャンミナの間に割って入ろうだなんて
仕事を失う覚悟でしてるんだろうな? あ?』
”少しは落ち着けって”
『落ち着いていられるかよ』
「もう!2人ともいい加減にしてください!」
2人とも顔を見合わせて照れたような顔をした
「僕は ユノの恋人です
シウォンさんは大好きな先輩です
いいですか?それはこの先もずっと変わりませんから」
『チャンミナー』
ユノは 僕のことを思い切り抱きしめた
"ちっ やってらんねぇな
キュヒョンの言う通りだ"
キュヒョンとシウォンさんの会話っていうのも
想像がついておかしい
『さぁ 飯食いに行くぞ』
僕たちは 3人でホテル内のレストランの個室で食事をした
こうして キュヒョンにもたまに会えたら
僕は満足だ
ユノもとても楽しそうで
北海道に来てから こんなに笑ったのは初めてかも?
というくらいに笑いの絶えないランチタイムだった





東京駅直結の行幸ギャラリーは
明日まで?
行ってない方で行ける方はどうぞ行ってみてくださいね♪





拍手コメント H さん
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Mink
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