FC2ブログ


HOTEL T の秘め事 3階


HOTEL_T_タイトル画_convert_20170924232949





VIPのチョン様は 前回宿泊したときに預けておいた


クリーニング上りのシャツを持ってきて欲しいと


フロントに電話をしてきた





新しい人とも話したいしと キュヒョンをご指名だった





何故 キュヒョンを指名してきたのかはわからないけれど


さっきの 自分を見る冷たい視線を思い出し


僕は きっと 気に入らないタイプなんだろうな・・・と思った


チョン様も 人間


誰にでも 相性や好き嫌いはある


ましてや 顧客ともなれば


自分の居心地はいい方がいいに決まってる


お気に入りを呼ぶのは当然のことだ





僕は 特に話もしなければ 応対をしたわけでもない


何もしていない・・・


ただ シウォン先輩に紹介されて 挨拶をしただけ・・・


きっと 直感て言うヤツだ


この仕事がとても好きで これから頑張ろうって


とても明るい気持ちでいた自分の心が


サラサラと砂時計の砂のように 崩れていくのを感じていた





顔に出ていたのだろうか・・・


”チャンミン・・・とりあえず 行ってくるよ”


僕に気を遣ってか すまなさそうに その場を離れたキュヒョン


「うん」


”チャンミン! 何を気にしている
たった一人の我儘にそんなに意気消沈していたら
他のお客様の応対なんてできないぞ?
顔には決して出さないこと!”


わかってるんだけど・・・


「はい すみませんでした
チョン様は・・・
僕の態度が 何かお気に召さなかったのでしょうか?」


”そんなことはない・・・
少し気まぐれだから こんなこともある
気にするな”


シウォン先輩の心強い一言で 僕は少し元気を取り戻した


毎日 何十人ものお客様をご案内するのに


たった一人のVIPだか何だか知らないけれど


我儘なセレブに振り回されてたまるもんか!


そう思ったら チョン様のことなんて


全く気にならなくなった


ただ 話す前から嫌われるっていうのは少し傷ついたけど・・・


僕が こんな態度を取ったら きっとキュヒョンも気にする


僕は僕で 違うVIPに気に入られればいいじゃないか!


お気に入りのホテルマンともなると こっそりチップなどもいただけるらしい・・・





ああ 僕って単純だな


チョン様には 精一杯営業スマイルで 当たり障りなく粗相のないように


これからも接していけばいい


きっと 僕以外の人に話しかけるだろうから・・・





帰って来たキュヒョンは 興奮気味だった


”どうして クリーニング上りのシャツをわざわざフロントデスクの人間に頼むのか?
よくわからないけど
すげー高級ブランドのドレスシャツにワイシャツもいかにもオーダーって感じのだった”


「へぇー」


”ごめんな チャンミン・・・”


「いいって! キュヒョンは気に入られたんだ
この仕事には つきものなんじゃないかな?って
そう思うよ?
僕も早く気に入ってくれるVIPがみつかるといいなあ」


そんな僕の言葉に キュヒョンは 安心したようだった


”ありがとうって 手を出されて握手したんだけど・・・
手が あ 指もなんだけどスゲー綺麗なの!
手もお手入れとかしてもらってるのかもな~
とにかく全てがセレブ!
はぁ・・・羨ましいよ”


「そうなんだ・・・
部屋も広そうだな?
ああ プレミアムフロアのスーペリアコーナーツインだろ?
研修の時 見たよな
若いのに そんな人もいるんだな」


”俺 やっぱり知りたいよ
何をしているのか?
これから 仲良くなったら教えてもらえるのかな?”


「だといいね
あ お客様だ」


そんな会話をしているうちに


交代で 休憩の時間になった





その日の夕方 キュヒョンが休憩に出た瞬間に


かかってきた電話は チョン様で


至急 軽い食事を持ってきて欲しい というものだった


シウォン先輩によると


チョン様は 以前ルームサービス係の粗相があって


それ以来 どんな些細な用でも フロントに頼むようになったそうだ


キュヒョンがいないことを告げると


仕方なさそうに


”じゃあ チャンミン 頼むよ” と言った


初めてのことに ちょっとドキドキしていたら


シウォン先輩が 厨房まで一緒に来てくれると


他のスタッフにフロントを預け


僕に チョン様仕様のノウハウを教えてくれた





部屋のドアが開いた途端 現れたのは 


さっきとは違う光沢と張りのある生地でできた濃紺のスーツを


ビシっと着こなすチョン様だった


なんて カッコいい・・・


しばし 目を見開くほどに見とれてしまった


ルームサービスを届けに来たのに


見惚れている場合ではない


僕は 早速 頭を営業モードに変換して


シウォン先輩の言ったことを守るべく 


粗相のないように


チョン様専用の


ひと口サイズのフルーツサンドイッチと苺ジュースを 部屋に運び入れた





「どうぞ ごゆっくりお召し上がりください」


『これがゆっくりできるように見えるか?』


チョン様が 少し怒った口調で 僕に言い放った


「すみません!これからお出掛けなんですね
当ホテル自慢のフルーツサンドを味わっていただきたくて
遂 チョン様のご予定も考えず ありきたりなことを言ってしまいました」


『わかれば いいんだ・・・
これから 急なパーティーが入ったもんでね
どうせ食べる暇もないから 先に小腹を満たしておこうと思っただけだ』


「ご指名のキュヒョンも席をはずしておりまして
私ですみません」


少し卑屈な言葉を口にしてしまった


すると 


ジロッと 僕を睨み


『そんなことを言うもんじゃない』


「・・・」


『新しいスタッフに順番に用を頼もうと思っていただけだ
私のことも覚えてほしいしな
次回は チャンミンにお願いするつもりだった
別にキュヒョンだけに頼もうと思ったわけではない』


じゃあ何で あんなに冷たい視線を・・・


「そうですか・・・」


『よろしくな』





キュヒョンもしたという 握手・・・


さっきまでの冷たい物腰は一瞬にして消え


僕の前に差し出された綺麗な手の持ち主が


にっこりと笑った





     

拍手!拍手コメント!コメント!ポチ!

いつもありがとうございます

お返事できないときもありますが許してね😘



応援してくださる方
ポチお願いします!



にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村


関連記事
スポンサーサイト




テーマ : 東方神起    ジャンル : アイドル・芸能
2017_09_27

Comments

順番ね。 

Minkさん、こんばんは。

ご指名はキュヒョン‼️は何と無く予想はしていたのですが、どんな風にチャンミンと接するきっかけを作るのかな?と、でも、オーソドックスな順番だったんですね。
時に、奇想天外だったり、王道をいったり、やはりMinkさんのお話は、目が離せない!
cherry  URL   2017-09-27 18:56  

マジ? 

Minkさんあんにょん

そっかー
私は甘かったのですねー(笑)
まずはキュヒョンで
チャンミンが1回グルグルしてからの
ご対面か〰😆
ほんと、さっすがMinkさん!!
自分の読みの甘さに
(〃'▽'〃)ウキャってなりましたヮ😁
ちょっとクールなユノと
これからどーなるのー❔❔
ジス  URL   2017-09-27 20:25  

 管理者にだけ表示を許可する

12  « 2020_01 »  02

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

プロフィール

Mink

Author:Mink
2011年チャンミンに一目惚れ❤
好きが止まらない❤
愛が止まらない❤
ユノとチャンミンの東方神起が
毎日の生きる糧❤
進化し続ける2人の海に溺れています❤

このブログは私の小さな楽しみ。
日記のように少しずつ
東方神起のことを残しておきたいと
思って作ったものです♪

が・・・
腐ってしまったため
妄想空想想像のお話を
UPしてしまいました!

情報ブログでは
ございません!

また 画像は
お借りしているものが
殆どです!
ありがとうございます!

カテゴリ

ランキング♪

ひっそりと参加中!

こちらのランキングも

ひっそりと参加中♪

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR




page
top