初恋はヒョンの味 14話
category: 初恋はヒョンの味 (完結)
チャンミンside
ユノヒョンとの秘密が
少しずつ 増えていく
それは 僕に自信をもたらした
いつだって ヒョンは 僕の味方
僕とヒョンは タイプこそ違えど
きっと 根っこの部分でわかりあえるのだと 思うようになった
情熱的で いつも全力なユノヒョン
後輩からも同僚からも 慕われまくり
リーダー職がうってつけのユノヒョンは
僕の憧れ・・・
そんなヒョンが 僕を特別だって言ってくれる
ちょっとばかり 有頂天になっても仕方なかった
ユノヒョンとのキスの練習が 僕は大好きで
もっともっとしたいと思っていたのに・・・
僕はまだまだ子供で
きっと ユノヒョンは 僕の全てを全力で応援してくれる
そんな風に思っていた
僕の言動で ヒョンが 実は傷ついていたなんて
全くわからないくらいに 僕は浮かれていたのかもしれない
日本デビューを控え
ソウルで 日本語の勉強や歌のレッスンで忙しくしていた頃だった
僕は いつものように
ヒョンと一つのベッドで ぴったりとくっついて戯れていた
ヒョンとの大人のキスっていうやつにも 随分慣れて
気が遠くなるくらいに気持ちよくなったり
自分でも驚くくらいに ちょっと色っぽい声を出したりしちゃうときは
下半身にグンと何かが通り抜け
思わず 手を伸ばしたくなったりした
最近のヒョンは 僕の首筋にも軽くキスを落としたり
Tシャツの中に手を入れ
肌を さわさわと触ったり
乳首をにキスをしたりして
僕の反応を楽しむようになっていた
「あっ・・・ヒョン ダメ・・・あ・・・」
『ねぇ チャンミナ 何か感じる?』
「うん・・・気持ち いい」
『ははは 正直でよろしい』
「ヒョン? 女の人もさ こういう風にあちこち触ってあげたら喜ぶかな・・・?」
『・・・? 誰か触りたい人でも いるの?』
「・・・」
『チャンミナ? 俺には隠さず言うって約束したろ?』
「う・・・うん 実はね
この間 つき合ってって言われて・・・はいって言っちゃった」
『え・・・?』
「怒らないで・・・ヒョンに見極めてもらわなくちゃいけなかったのに
僕 嬉しくて ついその場で返事しちゃったんだ・・・ごめん」
『そっか・・・いやーチャンミナ めでたいじゃないか
そうかそうか 遂にチャンミナにも春が来たってわけか』
ヒョンの反応が 凄く気になって 言い出しずらかったんだけど
明るく喜んでくれた・・・
よかった・・・
僕は ホッとした
ヒョンはある意味 保護者みたいなものだから
ヒョンが この女はダメだと言ったら 止めた方がいいんだろうなって思っていたから・・・
ヒョンは 心なしか 笑わなくなって
僕の身体を触るのも 止めた
『で? どんなヤツ? いや どんなコ?』
「えっと 僕が通っていた塾の同じクラスのコのお姉さんなんだ」
『年上?』
「うん 4歳年上みたい・・・」
『好きなの? その人のこと』
「まだわからない 何度か塾で会ったことがあって
妹を迎えに来ていたみたい」
『それが何でお前なの?』
「"お姉ちゃんがチャンミン君に話があるみたい" って
クラスのコに言われて
帰りにそのコのお姉さんと 2人で話をしながら少し歩いたんだ」
『で? 何処で告白されたの?』
「分かれ道のところ じゃあ失礼しますって 帰ろうとしたら
呼び止められて・・・」
『で? なんて言われたの?』
なんだか ヒョンが少し怒っているみたい・・・
やっぱり ヒョンに紹介しないで付き合うことにしたのがまずかったのかな?
「”妹を迎えに来ているうちにチャンミン君のことが好きになっちゃったみたいなの
良かったら 私と付き合ってくれないかな?”って言われた・・・」
『ふーん』
「で ”年上は 嫌? あ もしかして 彼女 いるとか?” って聞かれたから
いないですって言ったら
”じゃあ つき合ってみない? ゆっくりお互いを知ってみましょうよ” って」
『・・・美人・・・なのか?』
「うん 美人でスラリとしていて 胸も大きそうで・・・
”チャンミン君に 美味しいお料理作ってあげる!”って ニコって笑う顔が素敵だなって思ったから・・・
はいって答えた」
『・・・そっか 良かったじゃないか!
だけどさ 今 大切な時期だし いつペンに見つかるかわからないからな?
気を付けろよ? チャンミナ』
「うん ありがと ヒョンのおかげで 僕 少しだけ自信がついたんだ
キスしたらどんな感じかな?って
デートが楽しみになった」
僕は にっこり笑ったのに
ヒョンは にこりともせず
『じゃあ 仕事も益々頑張らないとな?』
もっともっと喜んでくれるかと思ったのに
『今夜からは 自分のベッドで寝よう?
彼女がいるのに 俺とキスばっかしてたら まずいだろ?
それに もう十分練習したしな』
なんか このまま ヒョンのベッドにいてはいけないような
僕を寄せ付けないような空気に いたたまれなくなって
しぶしぶと 自分のベッドに戻った
「ヒョン・・・おやすみなさい」
『おやすみ』
僕のベッドとは 反対の方を向いたヒョン
その晩は 久しぶりの一人寝で なんか落ち着かなくて
なかなか 寝つけなくて・・・
僕に背を向けて眠るヒョンの 大きな背中を
恋しい想いで 眺めていた
こんなに寂しいのは なんでだろう・・・?
拍手コメント Hさん♪
またまたありがとう😊
"俺だけでいいよ"と書いたてもりでした😂
直しました!
冷麺!私も大好きです❣️
Mink
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Comments
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2018-04-29 21:18
ふぅ♪
Minkさんあんにょん純粋過ぎなチャンミンと
圧倒的にヒョンなユノ
全く違うのに惹かれ合うふたり!
近くに居すぎて
なかなか近づけない感じが
たまらないっすね!
ジス URL 2018-04-29 23:05
Re: あうぅぅ
鍵コメ Sさん♪コメントありがとうございます
コソコソ通ってくださるの嬉しいですよ~
あまり人前で 堂々と読めるようなブログではないですからね
ユノヒョン ちょっと切なく沈んでいます
応援してあげてください
これからもよろしくお願いしま~す
Mink
Mink URL 2018-04-30 11:16
Re: ふぅ♪
ジスさん♪コメントありがとう~♪
チャンミン少し鈍感過ぎるかしら?
いやいや ウブいってことで許してね~
もう少し モヤモヤしますよ
Mink
Mink URL 2018-04-30 11:18