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くせ 4

category: くせ  

お役所の担当者が帰っても しばらくユノは眠っていた


時折 僕の胸に額を擦りつけるように動いては 口から涎を垂らしてまた眠っていた


可愛いな・・・


自分が産んだわけでもないし 結婚したわけでもない


ましてや 血だって全くつながっていないのだ


それでも 何故か


初対面の時から自分に懐いてくれたユノが 可愛くて可愛くて仕方なかった





コーヒーでも飲みたいなと思っても


動いたら ユノが起きてしまうような気がして


ソファーに座ったまま スースーと寝息を立てるユノの背中をさすりながら ボーッと将来のことを考えていた


同性愛者の僕は 子供を設けることができない


自分の精子を使って他人に産んでもらうことはできる世の中だけれど


一緒に暮らすわけでもない 好きでもない女性に 自分の精子を提供してまで子供を持ちたいとは思わなかった





ユノは 突然僕の前に現れた天使だ


子供は好きでも嫌いでもないけれど 


孤児院の子供たちは皆 汚れていなくて可愛いなと思っていたところに


突然やって来たユノ


まるで そこに来る以前から 僕の元に来るように運命が決まっていたのではないかと思えるほどに


それは 自然な形だった


明日 ユノと一緒に施設の先生に報告に行こう


そして 近々 役所を訪れて正式に養子縁組をする手続きをすることを話してこよう





ユノに触れながら うとうととしてしまい


気づいたら 1時間ほど昼寝をしてしまったみたいだった


顔に 何かが当たるような気配を感じて目を開けた


ん?


「ユノ? 何してるの?」


『チャンミンのお髭 触ってた』


「痛いだろ?」


『ううん 僕には生えてないから 面白いなーと思って
僕も大きくなったら お髭 生える?』


「生えるさ 毎日剃らないとすぐに伸びてきて大変なんだぞ」


『ふぅん・・・チャンミンずっと触ってたのに ちっとも起きなかったよ』


「ユノを抱っこしてたらきもちよくなっちゃって 一緒にお昼寝しちゃったよ」


『喉 乾いた』


「そっか じゃあチャンミン特製のハチミツレモン飲む?」


『うん! 飲む! チャンミンが作ってくれるのは全部美味しいんだよ』


「ありがとう ユノ」


『早く早く 僕 早く飲みたいよ~』


「はいはい」





一緒にキッチンへ向かう


僕が準備するのを ユノは隣りでずっと見ていた


まだ 背の低いユノからは キッチンの上はあまり見えないに違いないけれど


僕の動きを じーっと 黙って見ていた


「はい できたよ 一緒に飲もうか?」


『うん チャンミンと一緒に飲むー』


僕は ユノのドリンクを 自分のよりも少しハチミツを多くして甘くした


ストローで チューッと一生懸命に吸うユノ


ぱあっと輝かせて 


『チャンミン! 美味しい! 凄く美味しいよ 世界一』


こっちが照れるくらいに喜んで 何度も世界一を繰りかえした


きっと 世界一という言葉を覚えたばかりなのだろう


褒められて喜ばれて 僕も悪い気はしない


ユノがこんなに喜んでくれるのなら いくらでも作ってあげたいと思うほどには


もう ユノを愛していた


勿論 子供として・・・





「ねぇ ユノ」


『ん?なあに?チャンミン』


「ユノはさ 僕とずっと一緒にいたい?」


それまで 明るく笑っていたユノの顔から笑いが消え


一瞬にして 沈んでしまった


きっと 僕と離れさせられるとか 考えてしまったのかもしれない


「僕はね ユノが大好きなんだよ
だからね ユノとずっと一緒に暮らしていけるようにしたいと思っているんだ
ユノはどうなのかな?」


『チャンミン 僕もチャンミンが大好きだよ
ずっと一緒がいい
チャンミンに 僕のパパになってもらいたい』


驚いた 


本当にそう思ってくれているなんて


今から そうなることを 話す前に ユノの口からパパという言葉が出たことに


心底安堵した





「ユノのパパになりたいと思ってるんだ」


『・・・』


まだ 不安そうな表情


「ウソじゃないよ ユノのパパになるにはどうしたらいいのか
さっきのおじさんが 教えてくれたんだよ」


『そうなの?』


「そうだよ 〇〇先生も知ってるよ」


施設の先生の名前を出した


『ホントに チャンミンが 僕のパパになってくれるの?』


「うん そうだよ そのつもりで今 たくさん準備してるんだ」


『僕 嬉しい!
僕のパパとママ いなくなっちゃったから・・・
寂しかったの』


「そうだよね よく我慢したね」


ユノの隣に座り 頭を撫でてやると


僕の目をじーっと見た





『チャンミンは とってもいい人だよ
僕 本当に大好きになったから チャンミンが僕のパパで凄く嬉しい』


「僕も嬉しいよ ユノが大好きだからね」


『ほんと?』


「ああ 本当だよ 大好きだよ」


『チャンミン・・・』


そう言って ユノは泣き出した


小さいなりに いつも色々なことを抑えて来たのだと思うと


胸が締め付けられるようだった





「おいで」


僕は ユノを抱き上げて 自分の膝に乗せ 


向かい合わせて にっこりと微笑んだ


「じゃあ 親子になろうか?」


『うん!』


ユノは満面の笑みを僕にくれた


僕も ユノを思い切り抱きしめた





💛 💛 💛 💛 💛

昨日の活動記録 喜んでいただけたようで良かったです

毎日ちゃんと記して行って 月に2回~3回くらいのペースで更新していこうかなと

思っております♪







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テーマ : 東方神起    ジャンル : アイドル・芸能
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プロフィール

Mink

Author:Mink
2011年チャンミンに一目惚れ❤
好きが止まらない❤
愛が止まらない❤
ユノとチャンミンの東方神起が
毎日の生きる糧❤
進化し続ける2人の海に溺れています❤

このブログは私の小さな楽しみ。
日記のように少しずつ
東方神起のことを残しておきたいと
思って作ったものです♪

が・・・
腐ってしまったため
妄想空想想像のお話を
UPしてしまいました!

情報ブログでは
ございません!

また 画像は
お借りしているものが
殆どです!
ありがとうございます!

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