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くせ 7

category: くせ  

いつもは 簡単に泣かないユノがこれだけ泣いたのは


彼を引き取ってから 初めてのことだった





小学校では 勉強も体育も成績が良かったし


担任の先生からは クラスの人気者だと言われたこともある


まだ 低学年とはいえ ユノはとてもリーダーシップのある子供だった


学級委員にもなったし 直近の運動会ではかけっこも1位だった


僕は そんなユノが眩しかった


肉親がいないのに こんなに明るく育ってくれて 


友達と一緒に遊んでいるユノを見ていると 泣きそうになることもあった





ユノの通う学校には 授業参観が結構な回数あった


そう 年に5~6回はあったので 僕は欠かさず見に行った


平日が多かったせいか 参観に来るのは殆どが母親かお婆ちゃん


たまに サービス業なのか 平日休みの父親がクラスに一人か二人・・・


そんな中 毎回いる 少しばかり若すぎる父親の僕は かなり異質だっただろう


チラチラと 回りの保護者の視線を感じることも多々あったので


保護者会には必ず出席し ユノの学校での様子を聞いたりした


ユノは 参観の時は 僕の存在を確かめるように何度も後ろを振り向き


笑ったり 手を振ったり 


それはそれは とても嬉しそうで 


僕とユノの親子関係が 上手くいっていることに他ならない


そんなちょっとしたことが 誇らしく思えた





ユノ 僕たちは ずっと一緒だよ





だからなのか ユノが 大泣きすることなんてなく


ましてや 僕に抱きついて泣いたことが 驚きだった






泣き疲れて安心したのか 


暫くすると 静かになって ユノが口を開いた


『ドンへくんが チャンミンのことを 本当のお父さんじゃないくせにって言ったんだ』


「そうか・・・」


『僕のお父さんとお母さんは 交通事故で死んじゃったから
今は チャンミンがお父さんなんだって言ったのに』


「そうだよ 今は 僕がユノのお父さんだよ」


『そしたら お父さんのこと 名前で呼ぶのは変だって言うの
それにお父さんは一人だって・・・』


「ドンへくんたちにとっては そうだろうね」


『でも僕は チャンミンはチャンミンだけど 世界一優しいし
料理だって上手なんだから 僕のお父さんだって言った』


「えらいね ユノ」


頭を撫でながら ユノの話を聞いた 


僕の足に跨り 一生懸命上を向いて話すユノが可愛かった


『それに・・・』


「・・・?」


『ドンへ君が チャンミンはテレビに出てる人に似てるから
お父さんらしくないって 
ドンへ君のお母さんも言ってたって』


「・・・?」


『だから 本当のお父さんじゃないって』


「ユノは 言われて嫌だった?」


『うん 嫌だよ だってチャンミンはチャンミンだもん
世界一だもん』


「ありがとう 僕にとっても ユノが世界一だよ」


『ほんと? ほんとに僕が世界一?』


「ほんとだよ チャンミンにとっては ユノが世界一」


『うん じゃあ僕もチャンミンも世界一だね』


ぱぁーっと 顔を輝かせて 僕を見上げてくる円らな瞳は


いつものユノに戻っていた


相変らず 自然に僕の中心に手が伸びて 触りながら 話していたけれど・・・


もう今や 立派なユノのくせ


僕も今のユノには 注意などできるはずもなかった





「ユノは ドンへ君に言われて嫌だったんだね?」


『うん・・・』


「じゃあさ ユノは 自分が言われて嫌だったことは お友達にも言わないようにしようね」


『でも ドンへ君がまた言うかもしれないし』


「ユノは ドンへ君のこと 本当に嫌い?
今までも何度も公園で遊んでるんでしょう?」


『うん いつもはもっと仲良しだった』


「きっとね ドンへ君も ユノのこと嫌いで言ったわけじゃないと思うよ」


『そうかな・・・』


「仲直りしに行ってみようか?」


『仲直り?』


「そう ドンへ君 まだ公園にいるかな?」


もし まだドンへ君が公園にいたら ユノとまた一緒に遊んでねと言うつもりだった


子供同士の喧嘩に親が入るべきではないという人もいるけれど


咎めるわけではなく 話を聞いたりするのはいいだろうと僕は思っている


何より まだ半分以上残っている小学校生活を ユノには楽しいものと思ってほしかったから・・・





僕がついてるから大丈夫と ユノを安心させて


さっきまでユノ達が遊んでいた公園に向かうことにした


手を繋いで歩くユノは 少し足取りが重かった


これからもこんなことはあるだろう その度にユノが嫌な思いをしては可哀そうだから


ここは 僕が仲直りを見届けなくては という思いだった





公園に入ると まだ数人の子供が遊んでいた


そろそろ帰ろうとしている子もいた


その中の一人が ユノに気づき そして 僕を見て立ち止まった


「あの子がドンへ君?」


『うん』


さて どうしようかと思ったら 


僕に叱られるとでも思ったのか 


ドンへ君が 僕たちとは反対の方向へ走り出した


逃げようとしたのだろうが 走りだしてすぐに石に躓いて転んでしまった


そしてその瞬間 


『ドンへ君』 


ユノが呼んだ


ぱたぱたとドンへ君という子に走り寄り 


『大丈夫?』


ユノが 声をかけた





❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️

皆さま 読んでくださりありがとうございます♪

拍手も拍手コメントもとても嬉しいです㊗️

拍手コメントをくださった方々 本当にありがとうございます

イ〇〇〇チさん ずっと大好きだと言ってくれてありがとう~
読んでくれてるのわかってますよ~

く〇〇〇んさん チャンミンを握るユノを可愛いと言ってくれてありがとう~
読んでくれてるのわかってますよ~

み〇さん かなり以前から読んでくださっているのですね 
初コメ くれてありがとう~

Hさん はいノリノリで書けるときは書いてます 
いつも添削をありがとう~
不必要だなんてとんでもないです 楽しみですよ~

ひ〇さん 兵役の頃から読んでくれてるのですね 
勇気を出しての初コメ ありがとう~

S-M-さん 普段はウエルカムなのでコメ欄はまたその内開けますよ~
いつも沢山の感想とかありがとう~

漏れてる方いないよね🤔

読んでくださる方々がいてこそ書く意欲も更に湧くので

ユノの成長をもう少し書きたいです😁

20190919124314cbb.jpeg


さてさて 昨日はお2人が美しく来日でしたね😍

ツアー準備はもちろんあるでしょうけれど

他にもあるといいな♪

ツアーまでずっといるわけではないと思いますが

VCRの撮りとかありそう(*≧∀≦*)

愛の巣で更に愛を深めてね〜\(//∇//)\





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テーマ : 東方神起    ジャンル : アイドル・芸能
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プロフィール

Mink

Author:Mink
2011年チャンミンに一目惚れ❤
好きが止まらない❤
愛が止まらない❤
ユノとチャンミンの東方神起が
毎日の生きる糧❤
進化し続ける2人の海に溺れています❤

このブログは私の小さな楽しみ。
日記のように少しずつ
東方神起のことを残しておきたいと
思って作ったものです♪

が・・・
腐ってしまったため
妄想空想想像のお話を
UPしてしまいました!

情報ブログでは
ございません!

また 画像は
お借りしているものが
殆どです!
ありがとうございます!

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