FC2ブログ


くせ 26

category: くせ  

ユノが帰って来たのは 昨日とほぼ同じ時間


練習が終わってから少し時間が経っていた


やはり 外が寒かったのだろう


頬を真っ赤にして 先にお風呂に入ると言った





「今日は デザートもあるからね
後で一緒に食べよう」


『えっ?何? 俺の好きなもの?』


「アップルパイだよ」


『あーあれ? 凄く大きいやつ?』


「そうそう ユノが小学生の時に 買ったことあったかな」


『わー やったー あれ 食べたかったんだよ 見せて』


「アップルパイは逃げないから 先に温まっておいで」


『いいじゃん 見てからでも』


小さな口をちゅーっと尖らせて キッチンに入って来る


そういうとこ 小さい頃から変わってないんだよね


「もうっ 仕方ないなぁ・・・」


冷蔵庫から パイの入った箱を取り出すと


目をキラキラさせて 喜んだ


『うまそーっ! チャンミン 俺 ホッとココアと一緒ね』


「ふふふ」


『何だよー』


「だって ユノは絶対にそう言うと思ったからさ」


『いいだろ チャンミンの淹れてくれるココアは最高に美味しいんだから』


「サンキュ」





バタバタと 身体を温めに行ったユノの後ろ姿を 僕はツンとした気持ちで眺めた


やっぱり ユノのいない生活なんて 色がない


これからもこうやって 2人で楽しい時間が持てたらいい





その日も ユノは美味しい美味しいと言ってご飯を食べた


『チャンミンはさ シェフになりたいとか思ったことはないの?』


ホットココアの入ったマグカップを両手で持ち


猫舌だからか ふーふー言いながら


僕に聞いてきた


「シェフ? ないかなあ」


『ふーん 勿体ないなあ』


「そう?」


『だってさ こんなに料理もお菓子作りも上手なのに何でかな?って』


「そんなに上手じゃないよ」


『僕にとっては 世界一なんだけどな』


「あはは それは ユノが毎日僕の料理を食べて育ったからだよ
慣れてる味だからじゃない?」


『ううん 違うと思う
だって 給食よりもずっと美味しいし
遠足のときに 友達のお弁当のおかずと交換したことあるけど
チャンミンのお弁当のおかずが一番美味しかったもん』


「そりゃあ ありがたいな
でもね 仕事で 料理をするのと
家で自由に作るのとでは 全く違うんだよ」


『ふーん』


「家族に美味しいって言ってもらいたいって思って
食べた人が喜ぶ顔を想像して作るだろ?
それに ユノが好きなものを選んで作るから 尚更そう感じるんじゃないかな?」


『そんなもんかな 友達のお母さんより絶対上手いけどなー』





納得したのか しないのか 


アップルパイを ぼろぼろお皿の上にこぼしながら


ユノは 楽しそうに食べていた





『チャンミンは 今30歳でしょ?』


「そうだけど」


『あのさ・・・』


「ん?」


『いいや なんでもない』


「何だよ 気になるじゃないか」


『いや あの チャンミンはさ 結婚とかしようと思わないのかな?って・・・』


「・・・」


『俺のお父さんだしお母さんだし チャンミンは一人だし
いつも 俺は嬉しいんだけどさ
なんか チャンミンは いいのかなって』


「もう ユノったら そんなこと考えてたのか?
僕チャンミンは ユノが一番だよって言ったよね
だから 変なこと気にしなくてもいいの」


『うん チャンミンが いなくなると今の俺は困っちゃうから今のままがいいんだけどさ』


「じゃあ このままでいいんじゃない」


『うん そうだね
ねぇ もう一杯ココア飲みたい』


「オーケー」





ココアのお代わりを作っている間も 背中にユノの視線を感じていた


僕が 世間的には完全な成人男性なのに


結婚しないどころか 恋人もいなさそうなことを不思議に思ったのかもしれない


そのうち もっと突っ込んで聞かれるかもしれないな





「あ そうそう これ ユノのだよね
ソファーの横に落ちてたよ 
大切なものなんだろ?」


『あ・・・俺 落としてたんだ・・・
ポケットに入れてたつもりだったんだけどな』


決まり悪そうに ピンクの封筒を受け取った


「彼女?」


『えっ?』


ユノは 黒く円らな瞳を 大きく見開いて僕を見た


「ユノも もうすぐ中3だし 彼女がいてもおかしくない年頃だなと思って」


『彼女じゃないよ』


「あ 中は見てないから 安心して
ユノに宛てたラブレターだろうから 大切にしといた方がいいよ」


『彼女じゃないからな』


「ユノ 好きじゃないなら 丁寧に断るのもいいけれど
好きな子なら 大切につき合うんだよ?」


『好きだって 言われたけど 俺は別に・・・』


「ユノはカッコいいし 優しいから きっとモテるだろ?
これからも 告白されたりしたりってことあるだろうからさ
ちゃんと 向き合うんだよ
好きな子なら つき合ってもいいんだから」


『だから そんなんじゃないって』


「そうか・・・
ごめん 親にこんなこと聞かれたくないよな」


『・・・』


暫く 2人は無言だった





僕は 後片付けをした後 もう一杯 コーヒーを淹れた


ユノは 宿題をすると言って ベッド脇の机に向かった


ユノにウザいと思われたかな・・・?


宿題に取り組むユノの背中は どことなく 寂しそうだった


❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️

このお話の2人❤️

書くのが楽しくなってきました😍

いつも応援してくださりありがとうございます♪

ユノとチャンミンは今日もリハかな?

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

拍手コメント Hさん
いつもありがとう😍
アップルパイのみはどっちかな?
とりあえずそのまままで😉
ベースボールTシャツ着て参戦❣️
きっと2人も喜びますね🥰
Mink

拍手コメント ひ○さん
いつもありがとう😍
リアルの2人も通った道かぁ〜🥺
そうですね😭
リアルのことを想像すると泣けてきます
きっとお話の2人も唯一無二になりますね
Mink

昨日の記事からコメ返してます♪

よろしくお願いします🥰





にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村



関連記事
スポンサーサイト




テーマ : 東方神起    ジャンル : アイドル・芸能
2019_10_26

Comments


 管理者にだけ表示を許可する

11  « 2019_12 »  01

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

プロフィール

Mink

Author:Mink
2011年チャンミンに一目惚れ❤
好きが止まらない❤
愛が止まらない❤
ユノとチャンミンの東方神起が
毎日の生きる糧❤
進化し続ける2人の海に溺れています❤

このブログは私の小さな楽しみ。
日記のように少しずつ
東方神起のことを残しておきたいと
思って作ったものです♪

が・・・
腐ってしまったため
妄想空想想像のお話を
UPしてしまいました!

情報ブログでは
ございません!

また 画像は
お借りしているものが
殆どです!
ありがとうございます!

カテゴリ

ランキング♪

ひっそりと参加中!

こちらのランキングも

ひっそりと参加中♪

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR




page
top