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紫色の誘惑 20


その夜 俺は


サリーを 乱暴に 抱いた


最後くらい 優しくしてやるべきなのに


そんなことも できなかった





サリーは 聡明な女だ


俺の 変化に とうに気づいていた


お互いが 別れを予感していた 数週間


今日 それは 現実になった


彼女と 何度か行ったことのあるホテルは


俺とサリーが 初めて 

 
身体の関係を 持った場所でもある


まるで 俺たちの 最後の営みを


懐かしむように


初めて 入った時と 同じ部屋が


偶然にも あてがわれた





「チャンミン 好きよ・・・」


「俺も サリーが 好きだよ・・・」


何度となく 繰り返された


そんな言葉も 今は虚しいだけ


俺は 彼女を愛してはいない


あんなに 好きだったのに


こんなに 冷めてゆく 自分の心が


酷く 冷酷に思えてくる


彼女を 愛していなくても


他の誰かを 愛しているわけでもない


多分 誰も 愛してはいない


ただ 気になる人が いるだけ・・・


それが 愛なのか


興味なのか


一時の 物珍しさや驚きのような 気の迷いなのか


はたまた 信頼や尊敬に 値するものなのか


今の俺には まだ わからなかった


たいして 知りもしない人なんだから


尊敬も信頼も あるわけないんだけど・・・





サリーは 乱暴に 抱かれても


文句一つ言わなかった


それどころか 


終わったあとに 


「ありがとう・・・今まで ありがとう
チャンミンのこと 忘れない」


目に うっすらと


涙を溜めて 


そんなことを 言う


俺は 本当に 酷い男だな・・・


「サリー ごめん
俺たち 別れよう・・・」


「チャンミン やっと 言ってくれたのね」


「なかなか 切り出せなくて ごめん」


「そんなに 謝らなくても いいのに・・・
うすうす感じていたことだから・・・」


やはり サリーは わかっていたんだ


「チャンミンの心に 誰か他の人がいるってこと わかってた
きっと・・・
私よりも 好きな人が できたんだろうなって
何となく感じていたから」


「サリー・・・」


「でも その人と まだ うまくいってないでしょう?
それも わかってた・・・
だから 私は チャンミンから 別れを言い出されるまで
あなたの 彼女でいよう!って 決めてたの

チャンミンのこと 大好きだから
今も あなたが一番好き!

だからね チャンミンが 私と別れたいと言うのなら
その通りに してあげようって 決めてたの・・・
泣いてすがって・・・みたいな女には なりたくないし
最後くらい いい女だったな!って 思われたいじゃない・・・

何も言わずに
このまま 私を 都合のいい女にすることだってできるのに
それをしないところが チャンミンらしいね
あ しないっていうか できないところ かな?」


俺は ベッドの上で サリーの話を


真剣に 聞いていた


「俺 好きだったよ サリーのこと」


「ありがと! 知ってるわ
過去形だってこともね!
今日は 私の最後のお願いを 聞いてくれて 嬉しかった
だからね
私に 申し訳ないとか 絶対に思わないで欲しいの
その ずるくなりきれないところが
シム・チャンミンの いいところだって 思ってるから!」


「サリー 俺 情けない男だな・・・」


「そんなこと 言わないで!
私がつきあったチャンミンは いい男だったって
素敵な想い出にして 残しておきたいのに
そのイメージを 崩さないでね」


「一方的に 心変わりして・・・
俺 恨まれても 仕方ないのにな
本当に サリーと 付き合えて よかったよ」


潤んだ目で 俺を 見るサリー


その目は とても 優しかった


どちらからともなく


”ありがとう” 


チュッと キスをした


「チャンミン ひとつだけ 聞いてもいい?」


「なに?」


「その 今好きな人って 私よりも 綺麗?」


「えっ? サリーの方が 数段綺麗だよ」


「バカ! そういう時は ”ああ お前よりも綺麗だよ”って
そう言うのよ! 
でないと・・・
諦めがつかないじゃないの!」


苦笑いを するしかなかった・・・


女って そんなものか・・・?


「最後まで 正直なんだから!」





先に部屋を 出て行ってほしいという 


サリーの願いを聞いて


俺は 先に 失礼した


ああ 本当に サリーとは 終わったんだな・・・


これから先のことは 何も決まっていない


まずは 自分の気持ちを確かめること


そして


頭を冷やして考えることだ


そう ”あの人” 


ユノさんへの 気持ちを・・・





コメントや拍手 いつも ありがとうございます!
拍手コメをいただいておきながら 
気づかず 放置していたりして ごめんなさい
ちゃんとチェックします・・・
これからも よろしくお願いいたします!






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プロフィール

Mink

Author:Mink
2011年チャンミンに一目惚れ❤
好きが止まらない❤
愛が止まらない❤
ユノとチャンミンの東方神起が
毎日の生きる糧❤
進化し続ける2人の海に溺れています❤

このブログは私の小さな楽しみ。
日記のように少しずつ
東方神起のことを残しておきたいと
思って作ったものです♪

が・・・
腐ってしまったため
妄想空想想像のお話を
UPしてしまいました!

情報ブログでは
ございません!

また 画像は
お借りしているものが
殆どです!
ありがとうございます!

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