紫色の誘惑 42
category: 紫色の誘惑 (終了)
お昼ご飯も 食べ終わり
少し 眠くなりかけたころ
お店の人足たちが 見舞いに来てくれた
オーナーのヒチョルさん
ドンヘさん
アッコさん
そして 何故か シウォンさん
「チャンミン 大丈夫か?」
いつのまにか
皆が 俺のことを
”チャンミン” と 呼ぶようになっていた
「頭を打っていたので 心配しましたが
何ともないと ユノから聞いて
本当に 安心しました
楽しい思いをしていただこうと
お誘いしたのに・・・
すみませんでした」
ヒチョルさんに 頭を下げられて
返って恐縮してしまう・・・
「いえ こちらこそ
せっかくのイベントを 台無しにしてしまって・・・」
「そんなこと ないですよ
皆 チャンミンとミノが 来てくれて
大喜びだったからね~」
ドンヘさんが 口を挟む
明るい人だ
「チャンミンさん!
もう びっくりさせないでくださいよ~?
心臓に悪いですよ?」
アッコさんも 心配してくれてたんだ・・・
シウォンさんは
「愛しのチャンミン
俺も 心配したのよ?
俺の家なら いつでもゆっくり休めるからねー!
大きなベッド 用意して 待ってるから!」
「てめー! チャンミンにかまうな!って 言っただろうがっ!」
ユノさんが 怒って
足で 蹴るマネをする
「わぁ やめてよ~
ごめんですってば!
でも チャンミン 友達だもんな?」
思わず 笑ってしまう・・・
ユノさんは テコンドーや 合気道も
有段者だそうだ
シウォンさんを 蹴ろうとするその仕草も
カッコいい!
聞けば
以前 お店のお客さんに
ユノさんが しつこく絡まれて
困っていたとき
シウォンさんが 助けたらしいけど
そのあと
シウォンさんが ユノさんに
迫って
回し蹴りを くらったそうだ
想像しただけで
思わず 笑ってしまう
なんて 楽しい人達
ひとしきり
賑やかに 喋って
4人が 帰る時間
「これに懲りず 店にまた
顔を出してくれますよね?」
ヒチョルさんが 真面目な顔をして
そう聞く
「はい 是非 行かせていただきます」
「良かったね オーナー!
チャンミンは ”Paper Moon” のアイドルだからねー
いないと みんな 寂しがっちゃう!」
「ドンヘさん・・・アイドルって・・・
俺 そんなんじゃねーですよ」
「いやー アイドルだな?
みんな チャンミンが好きなのよ!
なー?ユノ?」
「えっ? ああ まあ
そうだな 人気者だからな」
ユノさんまで そんなこと・・・
恥ずかしいじゃないですか・・・
ユノさんは?
俺のこと アイドルだなんて
思ってないよな・・・
「やだ!チャンミンさん!赤くなってない?
可愛いー!!!」
アッコさんまで・・・
勘弁してくれ!
胸が 落ちつきをなくして
バクバクしている
アッコさんは
ユノさんのことが 気になるのだろう
「ユノ まだ ここにいるの?
一緒に 帰らない?」
「うん 時間には 出勤するよ
もう少しな・・・」
「わかった・・・じゃあ
先に行ってるね」
そう言ったアッコさんが
少し 怪訝そうな顔をしたのを
俺は 見逃さなかった
「ユノさん 俺 もう大丈夫ですから
皆さんと一緒に どうぞ帰ってください」
「だめ まだ 少しフラフラするだろ?
それに あとで ミノが来るから
そうしたら 交代するよ」
「じゃあ 先に行ってるぞ!
また あとでな
チャンミンお大事に」
ドンヘさんが にっこりと
俺に手を振る
そして ユノさんに向かって
ニヤっと笑った
???
なんか よくわからないけど
意味深な感じ・・・
「ありがとうございました」
「チャンミン 下まで
見送ってくるよ」
「はい 行ってらっしゃい」
御一行様が 出て行った病室は
し~んと 静まり返った
ドンヘさんの 意味深な笑い顔が
ひっかかったけど
後で ユノさんに 聞いてみるか?
でも ユノさん
ミノが来るって?
何で 知ってるの・・・?


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少し 眠くなりかけたころ
お店の人足たちが 見舞いに来てくれた
オーナーのヒチョルさん
ドンヘさん
アッコさん
そして 何故か シウォンさん
「チャンミン 大丈夫か?」
いつのまにか
皆が 俺のことを
”チャンミン” と 呼ぶようになっていた
「頭を打っていたので 心配しましたが
何ともないと ユノから聞いて
本当に 安心しました
楽しい思いをしていただこうと
お誘いしたのに・・・
すみませんでした」
ヒチョルさんに 頭を下げられて
返って恐縮してしまう・・・
「いえ こちらこそ
せっかくのイベントを 台無しにしてしまって・・・」
「そんなこと ないですよ
皆 チャンミンとミノが 来てくれて
大喜びだったからね~」
ドンヘさんが 口を挟む
明るい人だ
「チャンミンさん!
もう びっくりさせないでくださいよ~?
心臓に悪いですよ?」
アッコさんも 心配してくれてたんだ・・・
シウォンさんは
「愛しのチャンミン
俺も 心配したのよ?
俺の家なら いつでもゆっくり休めるからねー!
大きなベッド 用意して 待ってるから!」
「てめー! チャンミンにかまうな!って 言っただろうがっ!」
ユノさんが 怒って
足で 蹴るマネをする
「わぁ やめてよ~
ごめんですってば!
でも チャンミン 友達だもんな?」
思わず 笑ってしまう・・・
ユノさんは テコンドーや 合気道も
有段者だそうだ
シウォンさんを 蹴ろうとするその仕草も
カッコいい!
聞けば
以前 お店のお客さんに
ユノさんが しつこく絡まれて
困っていたとき
シウォンさんが 助けたらしいけど
そのあと
シウォンさんが ユノさんに
迫って
回し蹴りを くらったそうだ
想像しただけで
思わず 笑ってしまう
なんて 楽しい人達
ひとしきり
賑やかに 喋って
4人が 帰る時間
「これに懲りず 店にまた
顔を出してくれますよね?」
ヒチョルさんが 真面目な顔をして
そう聞く
「はい 是非 行かせていただきます」
「良かったね オーナー!
チャンミンは ”Paper Moon” のアイドルだからねー
いないと みんな 寂しがっちゃう!」
「ドンヘさん・・・アイドルって・・・
俺 そんなんじゃねーですよ」
「いやー アイドルだな?
みんな チャンミンが好きなのよ!
なー?ユノ?」
「えっ? ああ まあ
そうだな 人気者だからな」
ユノさんまで そんなこと・・・
恥ずかしいじゃないですか・・・
ユノさんは?
俺のこと アイドルだなんて
思ってないよな・・・
「やだ!チャンミンさん!赤くなってない?
可愛いー!!!」
アッコさんまで・・・
勘弁してくれ!
胸が 落ちつきをなくして
バクバクしている
アッコさんは
ユノさんのことが 気になるのだろう
「ユノ まだ ここにいるの?
一緒に 帰らない?」
「うん 時間には 出勤するよ
もう少しな・・・」
「わかった・・・じゃあ
先に行ってるね」
そう言ったアッコさんが
少し 怪訝そうな顔をしたのを
俺は 見逃さなかった
「ユノさん 俺 もう大丈夫ですから
皆さんと一緒に どうぞ帰ってください」
「だめ まだ 少しフラフラするだろ?
それに あとで ミノが来るから
そうしたら 交代するよ」
「じゃあ 先に行ってるぞ!
また あとでな
チャンミンお大事に」
ドンヘさんが にっこりと
俺に手を振る
そして ユノさんに向かって
ニヤっと笑った
???
なんか よくわからないけど
意味深な感じ・・・
「ありがとうございました」
「チャンミン 下まで
見送ってくるよ」
「はい 行ってらっしゃい」
御一行様が 出て行った病室は
し~んと 静まり返った
ドンヘさんの 意味深な笑い顔が
ひっかかったけど
後で ユノさんに 聞いてみるか?
でも ユノさん
ミノが来るって?
何で 知ってるの・・・?


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