紫色の誘惑 82
category: 紫色の誘惑 (終了)
そんな 優しいキスをしておいて
”おあいこ” だなんて・・・
俺は 乱暴に
ユノさんの唇を 奪ったのに
全然 おあいこなんかじゃない!
諦めようと 努力してるのに・・・
諦めなくちゃいけないって
頑張ってるのに・・・
ずっとずっと
そう 自分に言い聞かせてきたのに・・・
また 一瞬で
決心が 揺らぐ
ユノさん
あなたは ずるいよ・・・
離れようとするたびに
そうやって
また 俺の心を 引き戻す・・・
俺の気持ちなんて
知りもしないくせに
意地悪ばかりして
苦しくさせて
自分は 涼しい顔をしているのだから・・・
不公平だな・・・と思う
結局
いつも
好きになった方が 負け
ユノさんの 心の中にいる人が
正直 憎い
こんなに 俺に優しくしておいて
心の中には
俺の 知らない人?
ユノさんの 胸の中
叶わない思いの その人でいっぱいなんだろうか?
『さあ チャンミン
もう少し 飲んでいってよ』
「いえ もう 帰ります
今日は ヒチョルさんたちに
挨拶だけの つもりでしたから」
『俺 もう怒ってないし
せっかく そんな 仮装までしてきたんだから!
もう少し 遊んで行っても
いいんじゃない?』
俺のことなんかに 構わないで
意中の人とのことでも
考えればいいのに・・・
答えあぐねていたら
『チャンミン 俺のこと 嫌い?
嫌いになった?』
「別に 嫌いなんて言ってません
好きとか 嫌いとかじゃなくて・・・」
『俺にとって チャンミンは
もう特別な 存在になってる
だから あんな些細なことで
喧嘩別れをしたくないんだ』
些細なこと・・・か
俺にとっては
あれは 告白みたいなもんで・・・
だって そういう意味で
好きじゃなきゃ
キスなんて しないじゃないか 普通は・・・
「ユノさんに とっては
些細なことでも
俺にとっては
やっぱり 気になります」
『だから!
おあいこって 言ったろ?
もう 気にしないで
俺の新しいカクテル
飲んでいってよ』
正直
そんな 気分には なれなかった
でも
ユノさんの 明るい笑顔を 見ていたら
まあ いいか・・・?
お互いの キスで 帳消しだなって
思えてきた
不思議な人だ・・・
この人は 回りを 明るくする
『さあさあ 入って!
飲みなおし! 飲みなおし!
チャンミンスペシャル 作るからさ!』
俺の手を 握り
くるっと 回って
マントを ひるがえしながら
お店の中に 入っていく
ああ また 俺は
ユノさんマジックに
嵌められたみたいだ
なかば 諦めかけて
大人しく 手を引かれていたら
いきなり くるっと 振り向いて
『チャンミン 顔 変!』
と言って
ケラケラ笑う
さっき 急いで落した化粧
きっと 汚いんだろうな・・・
少し 笑いながら
ユノさんの背中に 向けて
声を出さずに 呟いた
”あなたに言われたくない!
この 鈍感!”
宙に浮いた 俺の思いは
今夜も カクテルと一緒に
流し込むしか ないみたいだ・・・
昨日は 更新できずに すみませんでした!
アニイベで 本当に イル活は 一区切り!
妄想で 満たされましょう~


にほんブログ村
”おあいこ” だなんて・・・
俺は 乱暴に
ユノさんの唇を 奪ったのに
全然 おあいこなんかじゃない!
諦めようと 努力してるのに・・・
諦めなくちゃいけないって
頑張ってるのに・・・
ずっとずっと
そう 自分に言い聞かせてきたのに・・・
また 一瞬で
決心が 揺らぐ
ユノさん
あなたは ずるいよ・・・
離れようとするたびに
そうやって
また 俺の心を 引き戻す・・・
俺の気持ちなんて
知りもしないくせに
意地悪ばかりして
苦しくさせて
自分は 涼しい顔をしているのだから・・・
不公平だな・・・と思う
結局
いつも
好きになった方が 負け
ユノさんの 心の中にいる人が
正直 憎い
こんなに 俺に優しくしておいて
心の中には
俺の 知らない人?
ユノさんの 胸の中
叶わない思いの その人でいっぱいなんだろうか?
『さあ チャンミン
もう少し 飲んでいってよ』
「いえ もう 帰ります
今日は ヒチョルさんたちに
挨拶だけの つもりでしたから」
『俺 もう怒ってないし
せっかく そんな 仮装までしてきたんだから!
もう少し 遊んで行っても
いいんじゃない?』
俺のことなんかに 構わないで
意中の人とのことでも
考えればいいのに・・・
答えあぐねていたら
『チャンミン 俺のこと 嫌い?
嫌いになった?』
「別に 嫌いなんて言ってません
好きとか 嫌いとかじゃなくて・・・」
『俺にとって チャンミンは
もう特別な 存在になってる
だから あんな些細なことで
喧嘩別れをしたくないんだ』
些細なこと・・・か
俺にとっては
あれは 告白みたいなもんで・・・
だって そういう意味で
好きじゃなきゃ
キスなんて しないじゃないか 普通は・・・
「ユノさんに とっては
些細なことでも
俺にとっては
やっぱり 気になります」
『だから!
おあいこって 言ったろ?
もう 気にしないで
俺の新しいカクテル
飲んでいってよ』
正直
そんな 気分には なれなかった
でも
ユノさんの 明るい笑顔を 見ていたら
まあ いいか・・・?
お互いの キスで 帳消しだなって
思えてきた
不思議な人だ・・・
この人は 回りを 明るくする
『さあさあ 入って!
飲みなおし! 飲みなおし!
チャンミンスペシャル 作るからさ!』
俺の手を 握り
くるっと 回って
マントを ひるがえしながら
お店の中に 入っていく
ああ また 俺は
ユノさんマジックに
嵌められたみたいだ
なかば 諦めかけて
大人しく 手を引かれていたら
いきなり くるっと 振り向いて
『チャンミン 顔 変!』
と言って
ケラケラ笑う
さっき 急いで落した化粧
きっと 汚いんだろうな・・・
少し 笑いながら
ユノさんの背中に 向けて
声を出さずに 呟いた
”あなたに言われたくない!
この 鈍感!”
宙に浮いた 俺の思いは
今夜も カクテルと一緒に
流し込むしか ないみたいだ・・・
昨日は 更新できずに すみませんでした!
アニイベで 本当に イル活は 一区切り!
妄想で 満たされましょう~



にほんブログ村
- 関連記事
-
- 紫色の誘惑 84 (2015/05/01)
- 紫色の誘惑 83 (2015/04/30)
- 紫色の誘惑 82 (2015/04/29)
- 紫色の誘惑 81 (2015/04/26)
- 紫色の誘惑 80 (2015/04/25)
スポンサーサイト