赤い華 75
category: 赤い華 (終了)
『チャンミン ごめんな?』
「仕方ないですね・・・
仕事なんですから」
そんな会話が 寝る前の日課になった
今の仕事が 終わったら
少しは 一緒にいられる時間
できるの・・・?
急に入った仕事というのは
予定されていたドラマの撮影が
少し早まったということだった
相手は 芸能人・・・
ファンクラブまである アーティスト
それを知っていて 付き合うことにしたのだから
我慢しなければいけない・・・
まだ ユノさんのこと よく知らないのに・・・
沖縄以来 一度も会ってなくて
デートどころか 2人で話さえ
ろくにしていないなんて・・・
俺は 毎晩 ベッドで一人・・・
ユノさんは 平気なのだろうか・・・?
”新しい看護師さんは この人に決めたわよ!”
叔母から言われたのは 面接のあった翌日
沖縄へ行った日の午前中だった
結局 時間を過ぎても来なかった3人目は
クリニックに来る途中
電車の中で 具合が悪くなった老人を見つけ
駅で降ろし 駅長室で 休ませた後
駆け付けた救急隊員に
話を聞かれていたというのが 真相らしい
で 決めたのは その3人目だという
”チャンミンが 先に帰ったあと 5分くらいしてから
電話があったのよ・・・
事情を説明されて まあむげに断るわけにもいかないから
その後 面接をしたのよ・・・”
えっ? マジか・・・?
叔母にもサラにも
負担をかけてしまった・・・
聞けば サラも3人目がいいと言う
駅で人助けをするくらいだから
機転の利く 働き者なのだろう
叔母とサラを信用して
未だ会ったことのない 3人目の採用に合意した
週明け 新しい看護師との対面の日
”ゆーの そっちじゃないわよ こっち?”
サラの声が 響く
「今 なんて・・・?」
”あ 新しい方ね 下の名前がゆうのっていうんです!!”
「はっ? ゆの?」
”はい・・・だから 私はゆのってよぶことにしたんです”
”ユノー! こっちこっち チャンミン先生よ? ご挨拶して”
こっちはそれどころではなく・・・
「サラ・・・何もユノなんて名前の子にしなくても
よかったんじゃないか?」
”でもね 先生 この子が一番この仕事に向いている感じがしたの・・・”
聞けば スーパーシニアの大ファンとか・・・?
もう 俺は 嫌な予感しかしない
ユノさんのドラマ撮影が 終わったら
アヤの送別会と 新入りの歓迎会を行うことは
了承したものの
以前から 約束させられていた
”ユノさんも 交えての食事会” を
兼ねることになって・・・
まあ 一度で済ませたほうがいいかと
渋々 OKした
ユノさんだけではなく
いつのまにか ドンへさんにヒチョルさんまで
呼ぶことになってしまい・・・
俺は 頭を抱えた
湿っぽいのは嫌だから
賑やかにしたいというのは
辞めてしまう アヤの希望で
勿論 断るなんて 俺ができる立場ではなく・・・
全て サラの陰謀で
進められている気がしてならない
当の本人は なに食わぬ顔をして
新人に 仕事を説明していた
覚えてろよ・・・
心の中で サラを睨み
白衣に腕を通した
ユノさん・・・
俺たちに 恋人同士のような時間は
訪れる時が 来るのだろうか・・・?
今更ながら
何で ユノさんを好きになったのだろう?と
自問自答した
ユノと呼ばれた新人は
丸い目をくりくりさせて 挨拶してきた
可愛いけど ただそれだけ・・・
俺は 浮かぬ気分で
「よろしく」と 挨拶した
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「仕方ないですね・・・
仕事なんですから」
そんな会話が 寝る前の日課になった
今の仕事が 終わったら
少しは 一緒にいられる時間
できるの・・・?
急に入った仕事というのは
予定されていたドラマの撮影が
少し早まったということだった
相手は 芸能人・・・
ファンクラブまである アーティスト
それを知っていて 付き合うことにしたのだから
我慢しなければいけない・・・
まだ ユノさんのこと よく知らないのに・・・
沖縄以来 一度も会ってなくて
デートどころか 2人で話さえ
ろくにしていないなんて・・・
俺は 毎晩 ベッドで一人・・・
ユノさんは 平気なのだろうか・・・?
”新しい看護師さんは この人に決めたわよ!”
叔母から言われたのは 面接のあった翌日
沖縄へ行った日の午前中だった
結局 時間を過ぎても来なかった3人目は
クリニックに来る途中
電車の中で 具合が悪くなった老人を見つけ
駅で降ろし 駅長室で 休ませた後
駆け付けた救急隊員に
話を聞かれていたというのが 真相らしい
で 決めたのは その3人目だという
”チャンミンが 先に帰ったあと 5分くらいしてから
電話があったのよ・・・
事情を説明されて まあむげに断るわけにもいかないから
その後 面接をしたのよ・・・”
えっ? マジか・・・?
叔母にもサラにも
負担をかけてしまった・・・
聞けば サラも3人目がいいと言う
駅で人助けをするくらいだから
機転の利く 働き者なのだろう
叔母とサラを信用して
未だ会ったことのない 3人目の採用に合意した
週明け 新しい看護師との対面の日
”ゆーの そっちじゃないわよ こっち?”
サラの声が 響く
「今 なんて・・・?」
”あ 新しい方ね 下の名前がゆうのっていうんです!!”
「はっ? ゆの?」
”はい・・・だから 私はゆのってよぶことにしたんです”
”ユノー! こっちこっち チャンミン先生よ? ご挨拶して”
こっちはそれどころではなく・・・
「サラ・・・何もユノなんて名前の子にしなくても
よかったんじゃないか?」
”でもね 先生 この子が一番この仕事に向いている感じがしたの・・・”
聞けば スーパーシニアの大ファンとか・・・?
もう 俺は 嫌な予感しかしない
ユノさんのドラマ撮影が 終わったら
アヤの送別会と 新入りの歓迎会を行うことは
了承したものの
以前から 約束させられていた
”ユノさんも 交えての食事会” を
兼ねることになって・・・
まあ 一度で済ませたほうがいいかと
渋々 OKした
ユノさんだけではなく
いつのまにか ドンへさんにヒチョルさんまで
呼ぶことになってしまい・・・
俺は 頭を抱えた
湿っぽいのは嫌だから
賑やかにしたいというのは
辞めてしまう アヤの希望で
勿論 断るなんて 俺ができる立場ではなく・・・
全て サラの陰謀で
進められている気がしてならない
当の本人は なに食わぬ顔をして
新人に 仕事を説明していた
覚えてろよ・・・
心の中で サラを睨み
白衣に腕を通した
ユノさん・・・
俺たちに 恋人同士のような時間は
訪れる時が 来るのだろうか・・・?
今更ながら
何で ユノさんを好きになったのだろう?と
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Comments
うふふ
minkさん、まぁ、新しい看護師さんの名前のことは仕方ないとして。
でも、名前呼ぶたび、思い出して赤面しないように・・・
誤解されたら大変よぉ。
ユノとの恋人同士の時間、欲しいよね。
でも、そう思っているのはきっとユノも同じはず。
それに、そうゆう思いを募らせる時間も、また会った時の喜びが倍増するから。
チャンミン先生、生活がガラリと変わっちゃったね。
cherry URL 2015-10-12 19:52
Re: うふふ
cherryさんコメントありがとう~(^^♪
名前を呼ぶたびに
ユノさんを思い出しちゃう?
ちょっと アタフタするチャンミン先生って
いうのも 書いてみたかったの

ユノちゃんが いい子でありますように
mink
mink URL 2015-10-13 15:47